ピロリ菌の症状は?(口臭・下痢・胃痛・吐き気)感染原因は井戸水?検査や除菌方法について紹介!

ピロリ菌感染が原因で胃潰瘍や十二指腸潰瘍など様々病気が発症することが分かっています。

胃粘膜に炎症が起こる悪化すると、胃がんに進行する恐れもあります。

今回の記事では、ピロリ菌が引き起こす症状やピロリ菌の検査と除菌方法などについて紹介します。



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ピロリ菌とは?

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、オーストラリアのウォーレンとマーシャルという2人の医師によって発見された、胃の粘膜に生息する人間に害をなす菌です。

本体の長さは4ミクロン(4/1000㎜)で、らせん状にねじれています。

本体の端には、べん毛と呼ばれるしっぽのような毛が数本ついていて、ねじるように回しながら動きまわります。

胃の粘膜は、強い胃酸から胃を守るために表面を覆っています。

ピロリ菌は、この粘膜の中に生息しているので、胃酸の攻撃にあわないで生きていけるのです。

ピロリ菌は、ウレアーゼという酵素を作り出します。

この酵素が胃の中にある尿素を分解することでアルカリ性のアンモニアになります。

この成分がピロリ菌のまわりを中和させて胃酸から身を守っています。



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ピロリ菌の感染と病気

ピロリ菌感染の多く場合は、5歳以下で胃に感染していると言われています。

ピロリ菌が胃の粘膜に感染すると、内部に炎症を起こすことが確認されていますが、ほとんどの場合は自覚症状がないことが多い。

しかし、長期にわたりピロリ菌感染が続くと、感染部分がどんどん広がっていき、最後には、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎と呼ばれる慢性胃炎を引き起こし、胃痛や吐き気、嘔吐、胃もたれなどの症状があらわれます。

また、ピロリ菌感染が原因で、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎などが発病する恐れがあり、悪化すると胃がんに進行する可能性もあります。



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ピロリ菌感染が引き起こす症状

ピロリ菌が感染しても多くの場合が自覚症状がありませんが、胃粘膜に起こった炎症が長期間続くと胃液や胃酸、胃粘膜を作る組織が少なくなり、胃を保護している胃の粘膜がうすくなる萎縮性胃炎という状態になります。

この状態になると、胃液の分泌量が減少するので、食べ物が消化されにくくなり、胃もたれや吐き気、食欲不振、胃痛などの症状があらわれます。

また、長期にわたる胃の不快感がストレスとなり、腸の不調につながり下痢を引き起こす場合もあります。

ピロリ菌が胃に悪影響を及ぼすことで、口臭の原因になっている場合もあります。

ただし、口臭の原因のほとんどは口腔内のトラブルによって起こることが多いので、まずは口内に原因がないかを確認してからピロリ菌感染による影響を疑うべきです。



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ピロリ菌の感染経路

ピロリ菌が感染する経路は、はっきりと分かっていないことも多いですが、ピロリ菌感染のほとんどは井戸水などの水道水以外の飲み水や、食べ物などにより口から体の中に入ると考えられています。

ピロリ菌は、唾液や便、上下水道が、完備されていない海外の井戸水などから検出されています。

ピロリ菌感染のほとんどは、5歳以下の幼児期に感染すると言われています。

これは、小さな子供の胃の中は、酸性が弱いためにピロリ菌が感染しやすいと考えられています。

そのため、親から子へ食べ物の口移しなどによる家庭内感染が疑われています。


ピロリ菌検査と除菌方法

治療を行う前に、まずはピロリ菌に感染しているのか検査をする必要があります。

検査する方法はいくつかあり、内視鏡を使って胃の粘膜を取って確認する方法や、尿や便、血液、呼気などを調べて検査する方法があります。

 

病理検査

内視鏡を使って胃の粘膜を取り出し、顕微鏡でピロリ菌の有無を調べる検査です。

ただし、ピロリ菌の量が少ないと判断が難しいと言われています。

 

培養法

内視鏡を使って取り出した胃の粘膜を培養してからピロリ菌の有無を調べる検査です。

培養するため結果が分かるまで1週間ほどかかります。

 

迅速ウレアーゼ検査

内視鏡を使って胃の粘膜を取り出し、粘膜に特殊な液体を加えて、色の変化反応を見ることでピロリ菌の有無を調べる検査です。

短時間での判断が可能です。

 

尿素呼気試験

専用の検査薬を服用するピロリ菌検査です。

服用前後の呼気を検査することでピロリ菌の有無を調べます。

ピロリ菌がだす酵素によって尿素が分解されるため、ピロリ菌感染者は呼気には二酸化炭素が多く検出されます。

 

糞便中抗原測定

ピロリ菌に感染すると、人間の体は体内に抗体を生成して菌に対抗します。

糞便中抗原測定は、便を調べることで、便の中にピロリ菌の抗体が含まれているかを検査します。

 

抗体測定

尿や血液を調べて、ピロリ菌の抗体が含まれているかを検査します。

 

ピロリ菌除菌方法

ピロリ菌の除菌方法は、内服薬を使った治療が一般的です。

従来は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの病気の治療のためのピロリ菌除菌にのみ健康保険が適用されていましたが、現在はそれに加えて慢性胃炎も健康保険の対象になっています。

初めての除菌治療では、胃酸の分泌を抑制するために、プロトンポンプ阻害薬(PPI)と2種類の抗生物質を朝夕1日2回、7日間服用します。

この除菌方法で約80%の方が、ピロリ菌除菌に成功すると言われています。

ただし、体質によっては除菌に失敗することがあるので、この場合は、初回と異なる内服薬を使って再除菌を行います。

再除菌によりほとんどの方が除菌に成功すると言われていますが、中には除菌できないこともあります。

再々除菌を行う場合は、健康保険が適用されないことがあるので注意が必要です。

ピロリ菌除菌に使用する内服薬は、副作用があらわれる場合もあります。

抗菌薬の服用で腸内細菌のバランスが崩れて、下痢や便秘になる場合があります。

その他にも、胃痛や発疹、発熱、味覚異常など、様々な副作用があらわれることがあります。

副作用の症状は一時的なもので、ほとんどの場合が2~3日で治まりますが、症状が悪化したり長期間続く場合は、早めに医師に相談するようにしてください。

ピロリ菌は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍など、様々な病気を引き起こすことで知られています。

自覚症状がある場合は、早急に病院で診てもらうようにしましょう。

ピロリ菌の症状は?(口臭・下痢・胃痛・吐き気)感染原因は井戸水?検査や除菌方法について紹介!



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